がんとは

【定義】

癌とは、悪性腫瘍とも言われています。
腫瘍とは、分裂可能な細胞が異常増殖してできた組織であり、良性腫瘍と悪性腫瘍に分類されます。
良性腫瘍とは予後が良いもので、特に命に別状のないものや放置しておいても問題のないものです。
悪性腫瘍の場合は予後不良であり、どんどん増殖していき他の臓器や細胞に浸潤していったり、他の場所に転移していったりと、命に危険が及ぶ可能性があるものをさします。

【発生のメカニズム】

がん細胞は、異常細胞の集まりです。
細胞が増えるときに行う細胞分裂の際に、正常とは形の異なった細胞ができることがあります。それでも細胞は増えると同時に死滅していくものも多く、必要がなければ分裂を停止するという機能も備えており、問題を起こす細胞ばかりではありません。しかし、異常細胞の中には、その機能を無視して分裂を繰り返し、細胞増殖を続けていくものがあります。
こうやってどんどん大きくなっていき、最終的には周囲の組織を巻き込んで圧迫したり壊してしまうため、悪性腫瘍=がん細胞と言われているのです。

また、外因性の原因としては化学発癌性物質、放射線、紫外線、ホルモン、ウイルスなどがあります。これが異常細胞分裂を起こす引き金になると言われています。

【種類】

(1)細胞発生母地による分類
1、悪性上皮腫瘍:体の表面や消化管や体腔(腹膜腔や胸膜腔)の内面のことを上皮といいその部分から発生した悪性腫瘍。
 例)肝臓癌などの主に内臓系のがん、皮膚がんなど。
2、悪性非上皮腫瘍:上皮細胞以外の部分から発生した悪性腫瘍。
 例)血液のがんである白血病や、骨の中に浸潤する骨肉腫など。

(2)がん細胞が増殖している部分によってつけられた名称(主なもの)
①食道がん
②胃がん
③大腸がん
④肝臓がん
⑤胆嚢がん
⑥すい臓がん
⑦乳がん
⑧口腔がん
⑨卵巣がん
⑩子宮頚がん
⑪子宮内膜がん
⑫腎細胞がん
⑬膀胱がん
⑭前立腺がん
⑮精巣腫瘍
⑯肺がん
⑰骨・軟部腫癌
⑱皮膚がん
⑲悪性黒色腫
⑳脳腫瘍
㉑白血病
㉒悪性リンパ腫